W&B Multi-tenant Cloud でのみ利用できます。ARIA はチームの project で動作し、個人の entity では使用できません。また、組織管理者が Smart features を有効にしておく必要があります。詳しくは ガバナンスとセキュリティ を参照してください。

- 実験を分析して、パターンやインサイトを見つける。
- 実験や sweep を実行して、新しいアイデアを検証する。
- 試すべきハイパーパラメーターの推奨など、次のステップを提案する。
- プロットやパネルを作成して、データを可視化する。
- 保存済みビューや report を作成して、インサイトをチームと共有する。
- 失敗した run の診断や新しいモデルバージョンのレビューなど、W&B のイベントに自動で対応する。
クイックスタート
ARIA とチャットするには、次の手順を実行します。- 任意の project で、ページ右上の Ask ARIA をクリックします。
- チャットウィンドウに質問やリクエストを入力します。何を尋ねればよいかわからない場合は、候補として表示されるプロンプトを選択します。
- チャットウィンドウ右下にある上向き矢印の Send ボタンをクリックします。
作業中の画面から ARIA を開始する
ページ上部の Ask ARIA のほかに、W&B の各所にあるボタンからも ARIA を開始できます。これらのボタンの多くは、メッセージボックスにヒントが表示された状態で新しいチャットを開きます。目的を入力してからメッセージを送信してください。
特定の run、Workspace パネル、または W&B Weave のトレースや評価に関するコンテキストを ARIA に提供する方法については、会話にコンテキストを追加するを参照してください。
ARIA の進行状況を確認する
ARIA は作業中に応答をストリーミングするため、回答が完成するのを待たずに、進行状況をステップごとに確認できます。質問の複雑さによっては、ARIA の処理が完了するまでにしばらく時間がかかる場合があります。ARIA の作業中にチャットウィンドウを閉じて後から応答を確認することも、完了を待たずに次のメッセージをキューに追加することもできます。追加の情報が必要な場合は、ARIA から確認の質問が送られます。 作業の流れを見失わないように、ARIA は折れ線グラフや棒グラフをチャット内で直接レンダリングします。これらのグラフは全画面表示にも対応しています。Workspace の Runs タブで run にカーソルを合わせると、ARIA 内の該当する run のプロットがハイライトされます。逆に、ARIA 内のパネルにカーソルを合わせると、Runs タブ内の該当する run がハイライトされます。
- Thinking ステップには、ARIA が質問にどのように取り組んでいるかの概要が表示されます。
- shell ステップには、パネルの作成、run のフィルタリング、Python スクリプトの作成と実行など、ARIA が action を実行したことが表示されます。
project のメモリの表示と管理
ARIA は学習した内容を記憶します。作業を進めるうちに、ARIA は project 単位の メモリ を書き込みます。そのため、新しいセッションのたびにセットアップ、結論、好みをゼロから把握し直す必要がありません。たとえば、チームが対数スケールのチャートを好むことを一度伝えれば、ARIA はそれを覚えています。 各メモリには、ARIA がいつ呼び出すべきかを判断するための名前と説明、そしてメモリのテキスト本体が含まれます。 project を所有するチームのメンバーであれば誰でも、メモリを表示、編集、削除できます。- ARIA のチャットウィンドウで (Reveal chat history) をクリックして、チャット履歴のサイドバーを開きます。
- Customize セクションで Project memory をクリックします。ARIA がその project について保持しているメモリが一覧表示されます。
- メモリを編集するには、 をクリックします。メモリの Name、Description、または Memory を更新し、Save をクリックします。
- メモリを削除するには、 をクリックします。
チャット例
以下は、ARIA との実際のチャット例です。ARIA とどのようにやり取りできるか、またどのような応答が返ってくるかを示しています。ARIA の推奨に基づいて実験を実行する
ARIA の推奨に基づいて実験を実行する
一連の実験を終えたばかりの ML エンジニアを想定します。モデルのパフォーマンスを向上させるために、次に何をすべきかを知りたいと考えています。そこで、run をログした project にアクセスし、ARIA を開いて次のように質問します。以下は、この質問に対する ARIA の応答例です。ARIA はまず推論ステップを実行し、質問にどうアプローチするかを判断します。簡潔にするため、以下では ARIA の推論の一部のみを示します。ARIA の推奨に納得したので、ARIA に実験の実行を依頼します。ARIA は W&B Launch を使用して、サンドボックス環境で実験を実行します。次の画像は、実験の実行が完了した後の ARIA の応答を示しています。
ARIA は W&B Launch を使用して、サンドボックス環境で実験を実行します。詳細については、ARIA による実験の実行を有効にするを参照してください。
ユーザー プロンプト
ARIA の推論ステップ
ユーザー プロンプト

実験に関するインサイトを得る
実験に関するインサイトを得る
新しいモデルの一連の run を完了したばかりの ML エンジニアを想定します。モデルのパフォーマンスを把握し、潜在的な問題を特定したうえで、次のステップを決めたいと考えています。そこで、run をログした project にアクセスします。ARIA を開き、次のように質問します。以下は、この質問に対する ARIA の応答例です。まず、ARIA は推論ステップを実行して、質問にどうアプローチするかを判断します。ARIA は、質問に答えるには複数の run にわたるデータを分析する必要があると判断します。そこで、サンドボックス環境でスクリプトを実行し、W&B Python SDK を使用して過去にログされた run をクエリし、データ内のパターンを特定します。各ステップは実行されるたびにチャットに表示され、ステップを展開すると詳細を確認できます。
次に、ARIA はその出力をもとに、run 全体で見つかったパターンの概要を生成し、チャットで共有します。
この例では、ARIA は現在の実験で すると ARIA は、トレーニングスクリプトで検証メトリクスをログするためのコードを生成します。生成されたコードは、そのままコードベースにコピー&ペーストできます。
ユーザー プロンプト
ARIA の推論ステップ


validation/test メトリクスがログされていないことを特定し、モデルのパフォーマンスをより深く把握するために、今後の run ではこれらのメトリクスをログするよう推奨しました。次のステップとして、検証メトリクスをログする実験の設定を ARIA に手伝ってもらうことができます。たとえば、次のように質問します。ユーザー プロンプト
ハイパーパラメーター調整の推奨事項を得る
ハイパーパラメーター調整の推奨事項を得る
新しいモデルの一連の run を完了したばかりの ML エンジニアを想定します。モデルのパフォーマンスを把握し、今後の run でパフォーマンスを改善する方法について推奨事項を得たいと考えています。そこで、ハイパーパラメーター調整について ARIA に相談することにします。たとえば、次のように ARIA に質問します。ARIA は、たとえば次のような推論ステップで応答します。ARIA は、ハイパーパラメーター調整の推奨事項を示すには、過去の run で使用されたハイパーパラメーターとトレーニング損失の関係を分析する必要があると判断します。分析の結果、ARIA はこの project のすべての run で学習率 
ユーザー プロンプト
ARIA の推論ステップ
0.01 が使用されていることを特定します。これを踏まえ、パフォーマンスが改善するかを確認するため、今後の run では 0.001 などのより低い学習率を試すよう推奨します。また、すべての run で SGD オプティマイザーが使用されていることも特定します。これを踏まえ、パフォーマンスが改善するかを確認するため、今後の run では Adam (Adaptive Moment Estimation) などの別のオプティマイザーを試すよう推奨します。次の画像は、ハイパーパラメーター調整の推奨事項を含む ARIA の応答の一部です。
チームと共有する report を作成する
チームと共有する report を作成する
あなたはデータサイエンティストで、project の run を分析した結果、データに興味深いパターンを見つけたとします。この知見を、わかりやすい形式でチームと共有したいと考えています。そこで、ARIA に W&B Report の作成を手伝ってもらうことにしました。ARIA を開き、次のように依頼します。ARIA は、たとえば次のような推論ステップを示します。ARIA は、データから得られた知見をまとめた W&B Report を作成する必要があると判断します。推論プロセスの一環として、W&B SDK を使用して関連データと知見を盛り込んだ report を作成する Python スクリプトを生成します。ARIA がこのスクリプトをサンドボックス環境で実行すると、project 内に W&B Report が作成されます。次の画像は、ARIA がサンドボックス環境で W&B Report を作成し、チャットで report へのリンクを返す様子を示しています。
ユーザー プロンプト
ARIA の推論ステップ

内部的には、ARIA は Workspaces and Reports API を使用して W&B Report を作成しています。