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# Op、Call、トレースを理解する

> Op、Call、トレースが W&B Weave のトレースシステムの基盤をどのように形成しているかを説明します。

W\&B Weave のトレースシステムは、Op、Call、トレース、スレッドという相互に関連する 4 つの概念で構成されています。このページでは、各概念の定義とそれらの関係を説明します。これを理解することで、アプリケーションをインストルメントして実行した際に Weave が取得する内容を正しく読み解けるようになります。

<h2 id="ops">
  Op
</h2>

**Op** は、バージョン管理され、追跡される関数です。関数を `@weave.op()` (Python) でデコレートするか、`weave.op()` (TypeScript) でラップすると、Weave はその関数のコード、入力、出力、実行メタデータを自動的に取得します。Op は、トレース、評価用の Scorer、その他あらゆる追跡対象の処理の構成要素です。

<CodeGroup>
  ```python Python theme={"system"}
      @weave.op
      async def my_function(){
        ...  }
  ```

  ```typescript twoslash TypeScript theme={"system"}
  // @noErrors
  function myFunction() {
      ...
  }

  const myFunctionOp = weave.op(myFunction)
  ```
</CodeGroup>

<h2 id="calls">
  Call
</h2>

**Call** とは、Op の実行をログとして記録したものです。Op が実行されるたびに Weave は Call を作成し、次の情報を取得します。

* 入力引数
* 出力値
* 実行時間とレイテンシー
* 親子関係 (ネストされた Call の場合)
* 発生したエラー

Call は Weights & Biases UI に **Traces** として表示され、デバッグ、分析、評価に使用するデータとなります。Call オブジェクトの構造とプロパティの詳細については、[Call スキーマリファレンス](/ja/products/wandb/weave/guides/tracking/call-schema-reference)を参照してください。

Call は、[OpenTelemetry](https://opentelemetry.io) データモデルにおけるスパンに相当します。Call には次の特徴があります。

* 同じ実行コンテキスト内の Call のコレクションであるトレースに属することができます。
* 親 Call と子 Call を持つことができ、これによりツリー構造を形成します。

<h2 id="traces">
  トレース
</h2>

トレースは、同じ実行コンテキストを共有する Call の完全なツリーです。各トレースには ID (`trace_id`) があり、これを使用して Call のツリー全体を取得できます。Call の ID を使用して Call の情報を取得した場合、Weave は指定した Call のデータのみを返し、その子 Call のデータは返しません。

<h2 id="threads">
  スレッド
</h2>

スレッドは、1 つのセッションまたは会話に関連するトレースをまとめたものです。スレッドを使用すると、個々の Call ではなく会話全体を対象に分析やスコア付けを行えます。

次の図は、スレッド、トレース、Call の関係を示しています。

```text theme={"system"}
Thread: "session-abc"
  ├── Turn 1 (trace_id: aaa) -> ユーザーの発言「こんにちは」
  │     ├── LLM Call
  │     └── 応答の整形
  ├── Turn 2 (trace_id: bbb) -> ユーザーの発言「フランスの首都はどこですか？」
  │     ├── RAG 検索
  │     ├── LLM Call
  │     └── 応答の整形
  └── Turn 3 (trace_id: ccc) -> ユーザーの発言「ありがとう」
        └── LLM Call
```


## Related topics

- [メタデータとトレース](/ja/model-distillation/proxy/metadata-and-traces.md)
